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Thread (1110 ) -- サルのクローンが!
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No. 2292--べ. |
No. 2292 (2018/01/26 12:20) べ |
クローンはこれまでに23種のほ乳類で成功しているんだそうです。そんなにたくさんの種類で!知りませんでした。 でもその中に霊長類は含まれていません。アメリカのミタリポフさんの研究室では2000年代に15,000 ものmonkey eggsを使ってクローンづくりが試みられましたが、うまく行かなかったそうです。ところが今回、毛を抜いてフッと吹くとたちまちクローンが沢山できあがるという技をもっている孫悟空の生まれ故郷の中国でサルのクローンを高率で作製する方法が示されたました。130個の卵子から2匹のクローンが誕生しています。 先日、このMLで体細胞核移植の効率を上げる方法としてビタミンCで処理するというのが報告されていましたが、今回、サルのクローン作りの効率をあげることができたのはFusionで核を入れた後にヒストの脱メチル化を促進するH3K9me3 demethylase (Kdm4d)の mRNAを注入したことにより効率が画期的に上げることができたためであるということです。 Kdm4d単独でというわけではなくてこれまでに知られているtrichostatin A でヒストンの deacetyl化を阻害しておくというのと組み合わせています。 21匹に移植して6匹が妊娠してそこから2匹のクローンが生まれてきたということです。核はMEFからのものが良かったそうです。(MはmouseのMではなくてmacaca のMです。) 大人のファイブロの核からのものは生後しばらくして死亡。マウスのcumulinaはcumulus細胞の核からのクローンでしたが、今回の試みではcumulusからのはうまく行かなかったみたいです。 何と言ってもこの論文の特徴は掲載されているクローンサルの写真がメチャ可愛らしいことです!やっぱり霊長類だと親近感が違いますねえ! ヒトクローンの話は下火になってましたが、これでまた再点火するかもしれませんね。どうあがいても長い年月(100年くらいかかるかもしれませんが、、、、)でみればクローン人間は必ず生まれてくるだろうと私は信じています。 Cloning of Macaque Monkeys by Somatic Cell Nuclear Transfer DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.cell.2018.01.020 http://www.cell.com/cell/abstract/S0092-8674(18)30057-6
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