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Thread (1197 ) -- 胎盤のtrophoblast layerを入れ換える??????
No. 2444--べ.
No. 2444 (2024/01/18 02:19) べ

クローン動物の産生はなかなか高い効率で産生することができません。 その原因の一つにインプリントの問題から胎盤における遺伝子発現が異常になり胎盤の機能が損なわれることが挙げられます。今回、胎盤を入れ替えて健康なクローンサルをたくさん産生させるという論文が出ました。 Zhaodi, L.et al. Nature Commun. 15, 5 (2024).

紹介記事によるとthey replaced its placenta-forming trophoblast layerと書いてありました。 エッ!胎盤のtrophoblast layerを入れ換える???と思い見てみたところtrophoblastを入れ換えるというよりもICMを入れ換えるという方法でした。

核移植卵から得られたブラストシストをrabbit anti-monkey IgG whole serum(Bioss, bs-0335Rs) で処理した後よく洗ったものにモルモットの補体Guinea pig complement serum (Fitzgerald, 32R-CP004)を加えてブラストシストの外層を溶解して核移植卵のICMだけを取り出すという方法でした。このICMをICSIで得られたブラストシストにレーザーで開けた穴を通して移植する。元のICMはレーザーで殺すというような手法でした。凄い馬力を感じましたが、元のICMが完全に取り除けるのか?ブラストに穴を開けると縮こまってICMを入れにくいのではないのか?など本当に図に示されたようにいくのかな?という気もしました。一般的に使われるにはもう少し改良が必要かも知れません。


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