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Thread (1212 ) -- コウモリの疫病WNSの因果はめぐる???
No. 2464--べ.
No. 2464 (2024/09/06 11:26) べ

風が吹けば桶屋が儲かるのは本当かも?

https://www.science.org/doi/10.1126/science.adg0344 近年、アメリカの東海岸沿いにコウモリの疫病WNSがヨーロッパから持ち込まれ、これが流行った地域ではコウモリが激減し、その結果、コウモリが食べていた農害虫の数が増えた。農害虫を抑えるために農家は農薬の散布量を増やし、それがヒト乳児の死亡率の上昇につながったという主張です。

殺虫剤の使用量が平均31.1%増加したときに乳児死亡率が平均7.9%増加すると言うことです。どのくらいの例数なのかハッキリしませんが、グラフを見る限り農薬の使用開始と乳児死亡率の上昇は相関があるように見えます。

コウモリをある遺伝子と見立てると、コウモリのKOによって乳幼児死亡率の上昇というフェノタイプが現れたということになります。KOの場合はTGレスキューによってフェノタイプが消失することで因果関係の必要十分条件が確立されますが、それを当てはめるとコウモリを再度増殖させるか農薬をやめるかで乳児の死亡率が元にもどったというところまでやらないと真実というにはちょっと物足らないですね。

でも農薬で乳児の死亡率が上がるのはどういう経路でどういう機作によるのでしょう?農薬って使用量を3割増やすだけで有意計算をしなくてもわかるほどの危険性を示すのでしょうか???もしそうならこの農薬がアメリカで許可されているというのがちょっと驚きでした。


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