ホームページ

運営方針

新規コメント

自動配信ON/OFF


Thread (1216 ) -- 樹齢8万年の木???!!!
No. 2468--べ.
No. 2468 (2024/11/05 12:53) べ

https://www.nature.com/articles/d41586-024-03570-4

カリフォルニアの北にred wood forestっていう大木の森があります。一番大きな木の幹をくり抜いてそこをバスを通らせたりしてるあいだに木が枯れたという悲しい、乱暴な話があります。これらの木は2000年以上生きることができるそうですが、これは年輪で数えることができます。

上の論文(BioRxiv)は査読前ですし、どこまで本当なのかわかりませんが、長い見積もりだと8万年くらい生きてるんじゃないかという木を報告しています。

この木は「山鳴らし」っていう木で日本でも生えているみたいですが、3倍体なので生殖できず、根がつながったクローン型の超巨大生物として育つんだそうです。

アメリカのユタ州に42.6ヘクタールの面積にわたって生えている約4万7000本の「山鳴らし」が実は一つの生命体なんだというのがこの論文の趣旨みたいです。「ホンマかいな??」根のつながりをどうして証明する事ができるのでしょう?

いろんな木からDNAを分析すると生えている場所により変異が入っており、その変異の入り具合から年齢を推定すると樹齢16,000年から80,000年になったということです。

私が知っていた別の長生き植物は「奇想天外」というサボテンみたいな植物で1000年とか2000年生きるので植物の年齢を知るために「炭素年代測定法」を組み合わせて使ったりするということですが、樹齢8万年だとさすがにもとの幹は枯れて跡形もないのでこの方法は使えないでしょうね。多分クローンとして新しい幹が地下から出てきて置き換えるんだと思いますがこれだと「炭素年代測定法」は使えないので、DNAの変異の入り具合から推定するという方法にたよらざるを得ないのかもしれません。 でも日本の「山鳴らし」をググると実をつけると書いてあるので、日本では何年かに一回は実をつけてインプリントを元に戻して若返りながら生きているのかもしれませんね。見たことがあるのかどうかわかりませんが、この話をよむと「山鳴らし」をみてみたいなとおもいました。


Spam対策として書き込みにはログインが必要なシステムに変更しました。コメントを書き込むには「ログイン」をクリックしてください!

To avoid the "spam", please prove yourself as a biologist in reproductive field from "This page".