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Thread (1231 ) -- AIで仕事が楽になるのかなくなるのか?ICSIの話題
No. 2486--べ.
No. 2486 (2025/11/05 11:58) べ

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2825%2901623-X/fulltext

乏精子症の場合ICSIするために精子を見つけるのは大変ですが、少なくなればなるほどICSIをする胚培養士にとってはいやになるくらいたいへんだと思います。 それをかいけつするために、射精された精液を遠心して800マイクロリットルの液に再懸濁し、それをフローサイトメーターの要領で細い管を通してそれを普通に位相差顕微鏡で観察して、流れてるのを10フレーム写真にとって、3フレーム以上で精子と判定されたらその部分を0.3マイクロリットルの区画として分離保存しておいて、あとからそれをICSIするという方法(STAR法)が考案されたみたいです。 この方法で極端な乏精子症の場合でも2匹とか見つかれば子供ができる。(できた)という論文です。 将来はAIが胚培養士のしごとを奪うかもしれませんが、まずはいるかいないかわからない精子を見つけるという苦行から胚培養士を開放するという福音がAIによってもたらされたということですね。この論文の患者さんはもともと無精子症と判断されてたそうですが、これは人間の検出限界以下ということで、そういう中にも徹底的にしらべたら一匹くらい入っている場合も実は案外あるのかもしれませんね。


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