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Thread (1233 ) -- タコの足は7本で実はもう一本はペニスだった!?!?
No. 2488--べ.
No. 2488 (2025/11/28 06:22) べ

タコの足は8本と思っていましたが、実は7本であとの一本はペニスなんだそうです。 https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2025.10.28.685082v1.full.pdf

最近の研究によると、この「ペニスのような足(交接腕)」の先端は、普段は泳ぐ邪魔にならないよう小さく縮んでいますが、交尾するときには体液を流し込んで「勃起」しペニスのように機能することがわかったそうです。

実験でタコを不透明な仕切りで分けると、オスは相手がみえなくても水中の化学物質(プロゲステロン等)でメスを認識し、この腕を伸ばして卵管を探り当てて交尾するそうです。そして送り込まれた精莢(精子カプセル)は、メスの体内で靴下をひっくり返すみたいに裏返りながら破裂し、中から精子の塊が飛び出して輸卵管の壁に張り付くんだそうです。この精莢の「張り付き」はもしかすると他のオスの精子を妨害する役割もあるのかもしれません。これは私の妄想で間違ってるかもしれません。

精子は輸卵管の壁にはりつき、排卵された卵子が通過するタイミングに合わせて少しずつ卵子にふりかけられ、受精していくそうです。この「貯蔵して少しづつ使う」システムは、アリなどの社会性昆虫とも似ていますね。

普段はマウスの受精メカニズム(UTJやADAM3)ばかり気にしていますが、タコが独自の「勃起するスーパーアーム」と「爆発するカプセル」で受精を成立させているという生物的多様性がおもしろいですね。


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