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| Thread (1243 ) -- 4ヶ月齢でヒトのspermatogenesisを開始させる
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| No. 2504--べ. |
| No. 2504 (2026/07/14 09:11) べ |
以前、京大のiPS研究所にいて、U.Penn(ペンシルベニア大学)でラボを立ち上げた佐々木恒太郎先生らによる論文です。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42431197/ アカゲザルやヒトのiPS細胞をActivin A、GSK3阻害剤、ROCK阻害剤で処理して初期中胚葉様細胞(iMeLCs)へと分化させた後に、BMP4やLIF、SCF、EGFなどで処理し、超低接着プレートを用いて浮遊培養・凝集体培養してPGC like cells(原始生殖細胞様細胞)を作製。これを生殖細胞を除去したマウス胎児の精巣細胞と混ぜて再構成精巣を作り、NCGマウス(NOGマウスのアメリカ版)の腎臓の被膜下に移植したそうです。 移植された再構成精巣内のヒト細胞は4ヶ月〜6ヶ月が経つと、大部分が未分化・分化型の精原細胞(Spg)へと成熟し、ごく稀にプレレプトテン期精母細胞にまで達することが確認されました。ヒトなら十数年かかるところを数ヶ月齢のオッサンマウスの体を借りることでspermatogenesis開始が促進されたと理解したいのですが、実は卵巣摘出したオバサンマウスの腎被膜下に移植してます。卵巣を摘出すると血中にFSHやLHが高濃度に出るので精巣の分化が促進されるからという理由だそうです。 でも、プレレプトテン期の細胞は37度ではアポトーシスするので、腎被膜下移植ではプレレプトテン期の細胞は殆ど見えなかったという結果は当然と言えるでしょう。やってほしかったなと思うのは耳介や皮下などより低温の部位への移植や、あるいは雄のNCGマウスの精巣に移植してもいいんじゃないかなと思うんですけどね。温度管理できるvitroの3D培養などを組み合わせても、もうすこし先まで進むかもしれません。 う〜ん。でもこのやり方でさらに先を狙う場合は、マウスのセルトリはヒトの生殖細胞をサポートするという事実がないと成り立たちませんね。まあ、でもpreleptotene期以前までは正常で、DNAの脱メチル化とか、piRNAによるレトロトランスポゾンが悪さするのを抑える防御システムが正常に働いていることが示されているのは大きな成果ですね。 いろんな試みが進行中なので、ヒトの精子が作れるようになるのは時間の問題かもしれません。男系をどうしても継続する必要がある場合の科学的な解決策かもしれません。(単なる科学的考察であり、炎上は望みません!) |
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